日本では不動産会社によって持ち物件が違い、複数の不動産会社で物件を探すのが一般的ですが、メキシコではどうでしょうか。今回2社から物件情報を取り寄せたところ、約80%は同じ物件情報が送られてきました。又、2社で見学をすると一度見たものを再度他社で見ることになりますが、問題はないでしょうか。

メキシコの不動産会社は、一般的に言って共通の物件情報検索システムがあります。基本的にはどこの不動産会社に行かれても同じ物件情報が出てくることが多いでしょう。ご質問の通り、ほぼ8割は同じ物件ということもあるかもしれません。ただし、経験豊富なエージェントは独自の家主とのネットワークを持っているため、他社にない物件を持っています。また、JAPAN CLUBのように管理物件が豊富な会社は、物件が正式に市場に出る前の情報を持っています。従って、そのあたりが今回の「80%の後の20%」となって出てきていると考えます。物件見学は、まずは問い合わせに対する電話、Eメールなどでの対応、送られてきた資料、ウエブサイトなどを参考に、ベストのエージェントを選定てください。1社で見られるのが、最も効率的でより良いサービスを受けられます。複数の不動産会社で物件をご覧になる場合は、労力の無駄を省くためにも、ショーイングするブローカーには、他社で見られた物件をあらかじめお知らせになることをお勧めします。2社で同じ物件をご覧になった場合、メキシコの商慣習では初めに物件案内したエージェントを通して契約いただくのが通例です。